週報2010年11月分

11月10日客話「竹中工務店の環境への取組」

㈱竹中工務店四国支店         

 支店長 岡 田 因 善 氏

10月にCOP10(生物多様性条約 第10回締約国会議)が名古屋で開催されました。日本は生物多様性が豊かな一方、絶滅の危機に直面している種が多い世界34の地域に含まれています。人と自然とのつながり、人と他の動植物とのつながりにもう一度目をやり、共生する仕組みが求められています。私たち人間はこれまで自分たちの世代の利益ばかりを追い、未来に残せるものを収奪してきたように思います。これからは自然との共生がひとつのテ-マになります。

このような中、竹中工務店は2050年に向けての環境コンセプトとして「人の感性や創造性を高め、自然を活かし、ゼロカ-ボン建築からカ-ボンニュ-トラル(※)な都市への実現を目指す」を制定し、具体的な長期目標を定めました。社会やお客様と、その想いを広く共有するために、環境メッセ-ジ「人と自然をつなぐ」を掲げ活動を展開していきます。

竹中工務店の環境への取り組みをもっと知りたい方は、弊社・岡田(087-851-1175)までご連絡ください。

【※用語解説※】カーボンニュートラル

  カーボンニュートラルは,直訳すれば,「炭素中立」で, 人間の生活や経済活動などにより排出される二酸化炭素などの温室効果ガスの量と吸収される温室効果ガスの量が同じであるという概念です。環境省から2008年2月に出された「我が国におけるカーボン・オフセットのあり方について(指針)」においては,「市民の日常生活,企業の事業活動といった排出活動からの温室効果ガスの排出量と,当該市民,企業等が他の場所で実現した排出削減・吸収量がイコールである状態のことをカーボンニュートラル(炭素中立)という」と具体的に定義されており,また,これに関連して「カーボンオフセットは,市民の日常生活や企業の事業活動におけるカーボンニュートラルを実現するための手段であり,排出量を全量オフセットされた状態がカーボンニュートラルとなる」と解説しています。

1117日客話「青年海外協力隊―パラオ・トンガで学んだ事」

 

JICA 国際協力機構 初田貴美子さん

 

エチオピア、バングラデシュ、イラン…。私は、なんでもある日本に生まれ育って、日本にないものを求めて、発展途上国を一人旅しました。人は美しく支え合い、どんな状況でも強く、そして、明るく生きていました。「発展途上国は素晴らしい!」と強烈に感動しました。そんな人たちと、うれしいことも辛いことも分かち合って生きていきたいと思い、青年海外協力隊員としてパラオに向かいました。協力隊生活で学んだ「何とかする!」「自分の考えが全てではないのだ!」「すべての人に感謝!」の精神を持って、まずは、自分が素敵な日本人に成長していきたいと思います。

☆☆豚の漢字を学びました☆☆☆☆算数のお勉強☆☆☆☆☆☆ハローウイン☆☆☆

11月24日客話「地域経済の成長に向けた戦略」

日本銀行高松支店 

支店長  清 水 季 子 氏

先進諸国は低成長、ディスインフレという深刻な問題に直面し、中央銀行は異例な金融緩和政策を続けている。高松に赴任して4カ月。多くの経営者のお話を聞きながら、香川が直面する問題は日本ひいては世界の問題であり、香川の成長なくして日本・世界の成長もないと感じる。

低成長の背景には、人口減や事業所数の減少という構造問題以上に、県民一人ひとりが先行きへの不安から消費・投資行動を抑制しているという問題がある。一人ひとりが成長期待を持つには、雇用のミスマッチ解消、地域活性化に資する医療・介護産業の支援、海の活性化等の分野でのイノベーションが期待され、そのために企業と金融、行政が一層効果的に連携していくことが求められる。

Club Banner
Club Banner

 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

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