2014-15 WEB週報2月度

2月25日(水)例会

増尾会長挨拶

 2月25日,第32回例会です。24節季では降る雪が雨へと変わるころの「雨水(うすい)」七十二候では雨水次候「霞始めてたなびく」なんとなく枕草子の書き出しを思い起こさせます。日本語的には,春は霞といい,秋には霧とよびわけるそうです。さらに「たちのぼる」は霧には使いますが霞には使いません。逆に「たなびく」は霞には使いますが,霧には使いません。そして夜には霞ではなく朧といいます。小学校唱歌を思い起こすとなるほどです。日本語のおくゆかしさと,使い分けのむつかしさを感じさせます。

今日は太田PDGの卓話をいただきます。今月は周年行事が続きます。高松中央ロータリークラブの創立30周年記念行事が開催されました。そして,今月27日には友好クラブの那覇南ロータリークラブの創立40周年式典があります。

 私たちのクラブはこの四月で58年を迎えます。出席率は言うにおよばず活力といいますか活動力の力強さを,アメリカ生まれの讃岐高松育ちの高松南ロータリークラブに確立できないでしょうか。

 皆さん方とともに会員増強と魅力ある例会に智恵を出し合い,自分の引き出しをふやせる例会に出席しましょう。 よろしくお願いします。

高松西ロータリークラブ 木村 大三郎パストガバナー
高松ロータリークラブ  松村 英幹氏

卓話「ロータリーの生い立ちと歴史」

太田 英章パストガバナー

 2月23日は、ロータリー創立記念日であります。今年は、創立110年目にあたります。グレン・エステス・ジュニアーRI会長が、「Celebrate Rotary, its centennial!(ロータリー百周年を祝おうよ!)」と言ってから、早10年が経つわけで時の流れの早さを痛感するこの頃です。

 ロータリー哲学を語るには様々なアプローチがありますが、こういう話があります。ポール・ハリスは言いました。「もし、私が大勢の人々の集まったところで、ロータリーとは何であるか、一口で言えと言われたら、躊躇することなく大声で叫ぶであろう。それはtolerationであると。」ロータリー精神とは、寛容の精神であります。

 次に、もとRI会長ダクターマンのターゲットは、「Real happiness is helping others」であります。まことの幸せは人助けからと訳されていますが、私はこのターゲットが一番気に入っています。ロータリアンとは、自分のことよりも先ず人の仕合せを考える人であります。これが利他の精神であり、service above selfであります。

さて、今日はロータリーの話はこのくらいにして、ユダヤの話をいたしましょう。アメリカは、未だ建国二百数十年の若い国ですが、ピューリタンのアングロサクソンの国からユダヤの支配する国に変わりつつあるという話であります。ユダヤあるいはユダヤ思想というものは、我々日本人には縁のない遠い所の話と思うかもしれませんが、実はこのユダヤの視点を外しては世界の動きの真実が見えてこないという事です。ユダヤ人は、過去、国を持ったこともありましたが、それらの国々は次々と滅ぼされてしまいました。そこで、民族として生き残るためには、国を持たない方法しかない。ディアスポラ(離散)という生き方です。世界各地に散らばって住むしかないという結論に達しました。世界に散らばったユダヤ民族が各国の国王や政府から迫害を受けないために、彼らは国王や政府に金を貸してコントロールする方法を考えついたのです。お金を借りれば利子がつくことは誰もが知っています。しかし、何故利子がつくのか経済学者でもよくわかりません。私たちは利子がつくのは当り前と思い疑うことすらしませんが、しかし本当に利子は必要なのでしょうか。誰かが利子というものを発明して、それが今日の世の中を支配しているのです。金融が支配力を持っているのは利子があるためです。アメリカの場合、FRBが通貨ドルを発行するたびに利子がつき、アメリカ国民の税金から国際銀行家たちに利子が支払われているので、アメリカの国民は彼らに利子を支払うために日々働いているようなものです。

  世界には国家意識を持たない人たちがいます。ナショナルではなく、インターナショナルな人たちです。ロータリーインターナショナルも、国が無く、世界は一つという点で、ある意味ではユダヤ的ともいえるでしょう。特に金融の世界を支配しているユダヤ系の国際銀行家には、国家意識も国籍意識もありません。例えば、19世紀、20世紀の植民地というと、イギリス、フランス、オランダなど宗主国が帝国主義的政策によって現地を支配したものだと私たちは習ってきましたが、実際は植民地を経営したのは、国家ではなくて東インド会社などのユダヤ系の民間企業でした。イギリスという国が植民地を支配したのではなく、東インド会社がビジネスをするために、当時最強国だったイギリス帝国を利用したという見方もできるのです。これをニューヨークのウォールストリートとアメリカの関係に置き換えて考えてみると、ウォールストリートの国際銀行家が現在の最強国アメリカを利用してビジネスを有利に進めているとい見方もできます。彼ら無国籍の国際銀行家たちは、世界が平和で安定することを好みません。世界中にもめごとがあり、あちこち戦争があれば、それが儲けの種で、ユダヤ系金貸しも軍需産業も大いに利益があるという仕組みです。  約100年前に設立されたFRB、即ち連邦準備銀行は、実は民間の銀行、プライベイトバンクであります。アメリカ国営の銀行ではないことに留意して下さい。アメリカ政府は一株も持っていないのです。FRBの株主は、ロスチャイルド、モルガン、ロックフェラーなどユダヤ系金融財閥など、特定の国に忠誠を誓うことのない無国籍の銀行家たちです。FRB議長の顔ぶれを見ても、ボルカー、グリーンスパン、バーナンキ、そして現在のイエレンに至までみんなユダヤ系です。アメリカドルを独占的に発行しているFRBは、彼らの意向でアメリカ経済をいかようにも牛耳ることができます。ドルの供給を増やしてインフレにする事もできるし、ドルの供給を極端に減らして恐慌を起こすこともできるのです。1920年代の世界大恐慌は、彼らが人為的に起こしたもので、暴落した株式をタダ同然で買い占め大儲けしました。

 アメリカの主要メディアは殆どユダヤ系資本の影響下にあり、彼らの操る資金と情報が世の中を動かしているのです。この目に見えない統治機構こそが、アメリカの真の支配者であるといえるのです。アメリカ大統領になるには、共和党も民主党も党内の予備選挙で大統領候補に選出してもらわなければなりませんが、この予備選挙に莫大なお金がかかる仕組みになっています。各大統領候補は献金集めに奔走しますが、大口献金者は殆どウォールストリートの影響下にあるメディアです。予備選挙で脱落していく候補者の多くは、資金が続かないことを理由にあげます。不思議なことに、ベテランの実力派政治家は、案外大統領候補にはなれません。例えば、ピーナッツ屋のおやじと呼ばれたジミー・カーター元ジョージア州知事が、現職のフォード大統領を破って当選したり、その後、アーカンソーという小さい州知事だったクリントンが突然現職の父ブッシュ大統領を破って当選したり、現在のオバマ大統領が上院議員を一期6年もつとめていないのに、突然頭角をあらわし大統領に当選したり、理解しがたい現象が起こるのは、その背後に彼らをピックアップした勢力があったと考えるのが自然ではないでしょうか。おそらくは「カーターは使い易い」「クリントンは自由に使える」「オバマはこちらのいう事を聞きそうだ」と考えた人たちが金と情報の力で大統領を作っているのだと思われます。そして、大統領を支える主席補佐官には、ローレンス・サマーズなど必ずユダヤ系の人たちが送り込まれています。大統領補佐官は議会の承認を得る必要がない人事です。ニクソン政権にはキッシンジャーが、カーター政権にはブレジンスキーが、大統領の側近にはいつもユダヤ系の人たちが送り込まれているのです。FRB即ち連邦準備銀行はアンタッチャブルな存在で、大統領といえどもこれに首を突っ込んではいけません。下手をするとレーガン大統領暗殺未遂事件やケネディ大統領のように暗殺の危険にさらされることになります。リンカーン大統領が暗殺されたのも、この通貨発行権の争いのためと言われています。

 敗戦後、GHQにマインドコントロールされた日本人は、大東亜戦争は日本軍国主義者が米英に対して仕掛けた戦争だと教えられて来ましたが、これは真実ではありません。ルーズベルト大統領を取り巻く連中が日本に対し、石油をはじめあらゆる物資を全面禁輸し、海外資産を凍結し、日本の息の根が止まるように追い込んで、仕掛けられた戦争でした。窮鼠の日本がアメリカ猫を噛んだのです。日本は、無理やり戦争に引っ張り込まれたのです。朝鮮戦争は矛盾に満ちた戦争でした。第二次世界大戦が終わってたった5年後の1950年、当時のアメリカ国務長官アチソンはなぜか「アメリカのアジア地域の防衛戦には南朝鮮は含めない」という演説をしました。これはアメリカが北朝鮮に対して韓国侵攻のゴーサインを出したようなもので、北朝鮮の金日成軍は凄まじい勢いで釜山まで攻め入りました。これに対しマッカーサーが指揮する国連軍が仁川に上陸し巻き返しをはかり、中国国境にまで追い詰めると今度は中国共産軍が介入して一進一退を繰り返し、最終的にはもとの三十八度線で休戦協定が結ばれたのです。約3年間続いた無意味な戦争で何百万人もの朝鮮人や中国兵士、アメリカ兵士が命を失いました。北朝鮮軍、中共軍に比べて圧倒的に強力な国連軍が、当然勝てたはずなのに、何故マッカーサー軍は勝てなかったのか、それはアメリカもイギリスも共産勢力を徹底的に攻撃する意図がなかったばかりか、逆に裏から敵側に資金援助までしていたのです。結局のところ朝鮮戦争は、アメリカ、イギリス、ソ連が結託して演出した八百長の戦争だったといえます。

  これに輪をかけた、米ソが仕組んだ八百長戦争がベトナム戦争です。これはもっとひどい。ベトナム戦争は、実に10年も続いてベトナム国民は悲惨な目に遭いましたが、アメリカ国民も大変な被害を被りました。負けるはずのない大国アメリカが、小国ベトナムに負けたのです。何故でしょうか。何百万人ものベトナム人や中国兵が死んだだけでなく、何十万人ものアメリカの若者も死傷し、アメリカ人は精神的に大変傷つき、国は荒廃しました。アメリカはズタズタに引き裂かれたのでした。朝鮮戦争ののち、ホワイトハウスに裏切られ、解任させられたマッッカーサーがいみじくも言いました。「日本の戦争は侵略戦争ではなく自衛のための戦争であった」と議会で証言しています。歴史の皮肉以外の何物でもありません。

  そして、今、戦後70年も経ったのに、韓国や中国がいつまでも反日を言い募るのは何故でしょうか。それは、アメリカの東アジア支配戦略によるものです。有色人種同士を対立させ分断して支配する伝統的植民地支配のやり方、divide and controlそのものであります。韓国に反日を言わせ、日本を牽制し、東アジアを抑えようという戦略です。この反日感情を意図的に作り出す手段になったのが、歪曲された歴史認識であります。でっち上げた慰安婦のストーリーはその道具として、朴槿恵(パク・クネ)大統領はただ、その事のみをいつまでも言い続けているのです。アメリカは日韓が友好関係にならないように、せっせと反日教育を支持しています。慰安婦の像を米国内のあちこちに建てさせるのもその一環でしょう。韓国と同じように日本に併合された台湾は、少しも日本を恨んだり、文句を言ったりしていません。逆に日本に感謝し、とても友好的です。私は台湾の元総統李登輝(リ・トーキー)氏に会いにいった事がありましたが、その時お目にかかった台湾の或る大新聞社の社長は「日本は東洋人を白人たちの植民地支配から解放したのだ。何も悪いことはしていない。日本が悪いのは戦争に負けたことが悪いのだ。世界中にペコペコ頭を下げて謝る必要はない。」と私たちに言いました。

 朝鮮戦争、ベトナム戦争に続くイラク戦争はブッシュが始めたせんそうです。イラクのフセインが大量破壊兵器を持っていると因縁をつけて戦争を仕掛けましたが、結局そのような武器(核兵器)は持っていませんでした。ブッシュの副大統領チェイニーこそ軍需産業の親玉で戦争で大儲けをしました。今騒がしい「イスラム国」の中心人物は、イラクのサダム・フセインを支えていた官僚や軍人です。ネットを巧みに利用し、作戦力、交戦力にたけています。ある意味ではブッシュが始めたイラク戦争はまだ終わっていない。イスラム国の反撃によって第2幕が始まったとも言えるのではないでしょうか。このイラク戦争の亡霊は、空爆をいくらやっても解決しません。やがてオバマはいやでも地上戦に引きずり込まれて行き、収拾がつかなくなるでしょう。かくて悲惨な戦争の歴史は繰り返されるのであります。願わくば、第三次世界大戦即ち全面核戦争が始まらない事を祈るばかりであります。

  ここで誤解を避けるために一言申し上げます。アメリカの悪口を沢山言ったのではありません。アメリカを背後から操る悪い奴らの事を言ったのです。私は、アメリカから奨学金をもらって留学もしたし、アメリカに友人も沢山いるし、息子もアメリカで住んでいるし、決して反米ではありません。アメリカやアメリカ人は私の大切な友人である事を付け加えてこの話を終わります。

Club Banner
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 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

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