2014-15 WEB週報4月度

4月22日(水)創立記念日例会

増尾会長挨拶

 いよいよ24節季で春をあらわす最後の「穀雨」初候「葭始めて生ず」とあと半月ほどで暦の上で夏になります。今年の春の雨は穀雨とは逆で作物に悪い影響を与える春の長雨になっています。

今日は創立記念例会です。先日の地区大会で我が高松南ロータリークラブと会員諸兄姉が数多くの表彰をうけました。特に,米山記念奨学金達成クラブ表彰と米山功労クラブでは他クラブを圧倒する功績の積み重ねが読み取れます。まさに先輩諸兄姉の営々と築かれ続けた努力の賜物であり,積み重ねられた功徳を誇りに思います。

また,今日はクラブ創立55年記念事業として当時の詫間会長や佃会員のご尽力で完成いたしました「栗林公園カルタ」の贈呈式を,県交流推進部長の安松延朗さんと公園観光事務所長の川上泰さんにお越しいただきカルタを寄贈します。

私たちは58年間に積み重ねられた事績を誇るとともに,さらに進展をはかり,縁(えん)と緑(みどり)を大切に,先人の奉仕の心への情熱を白石潤子さんのオカリナの音色で偲びつつ生かし続けたいものです。ありがとうございます。

栗林公園カルタ贈呈式

 増尾会長から香川県交流推進部安松延朗部長に対し,「栗林公園カルタ」の贈呈が行われました。

 「栗林公園カルタ」は,高松南ロータリークラブ50周年記念事業として,栗林公園の活性化に役立てていただくべく作成されたものです。栗林公園の風景をもとに,文字札を藤井雄三氏が作成し,絵札を小西博子氏が作成しました。
 贈呈に対して安松部長が,「この度は児童や県民の教材となるカルタを贈呈いただき,ありがとうございました。贈呈を受けるにあたり,事前に内容を拝見しましたが,素晴らしい内容でした。今後,公園事務所長とも相談して使途を考えていきたいと思っています。」と述べました。

客話「オカリナの魅力」 オカリナ奏者 白石潤子さん

  白石潤子さんは、岡山大学教育学部卒業後,子育ての後にオカリナと出会い,現在,演奏活動や高松大学生涯学習センターでの指導を行っています。
 白石さんは,オカリナについて,「オカリナは陶器製で、吹奏楽器としては最古のもです。日本でも縄文時代の遺跡から発掘されています。土の響は,人の魂を揺さぶり,心に入っていく音です。 オカリナが現在の形になったのは,19世紀の中頃で、イタリアの職人により創られたもので、オカ(ガチョウ)リーナ(小さい)が語源です。その後,吟遊詩人がオカリナを広めて日本にも入ってきたと言われています。最近は,プラスチック製や木製のものもありますが,やはり土のオカリナの音色のほうが素晴らしいです。
私は,10年前にオカリナの魅力にとりつかれ,その製作にも携わるようになりました。現在では,愛好者が増えて生産が追い付かないほどです。まんのう町の長峰製作所と協力して,沢山製作できるように進めています。オカリナには漆が塗ってあり,磨いている間に艶が出て,音もしっとり落ち着いて深みがでます」とお話されました。
 演奏会では「春の小川」「背くらべ」坂の上の雲の主題歌「スタンド・アローン」などを演奏しました。そして,白石さんのオカリナの演奏に合わせて参加者全員で「朧月夜」を合唱、歌声は特別名勝栗林公園の風に乗って園内いっぱいにこだましました。

創立記念日例会 フォトギャラリー

Club Banner
Club Banner

 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

アクセスカウンター