2014-15 WEB週報11月度

11月19日(水)例会

増尾会長挨拶

 11月19日第20回例会です。24節季で立冬,七十二候では「金盞香ばし」金盞とは水仙の花の別名で,水仙の花が咲き,かぐわしい香りが漂う頃です。この水仙の花は,上品な香りと清楚なたたずまいから新春を迎えるお正月用の生け花に用いられています。

 今日は「栗林公園商工奨励館」について栗林公園観光事務所長の三好俊彦さんから客話をいただきます。栗林公園は私たちのクラブと深い縁で結ばれています。ホームページをそのまま読みますと,『クラブバナーのデザインは,創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。箱松とは,その名のとおり箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は,ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています』とあります。よろしくお願いします。

週に一度,志を同じとするロータリアンの集いである例会で異業種交流をはかり,客話で教養の巾をひろげる,そんな例会で出席率の向上を,よろしくお願いします。

ありがとうございます。


池渕 良博氏(奈良ロータリーラブ)

客話「栗林公園商工奨励館について

香川県栗林公園観光事務所 三好俊彦所長

 商工奨励館の建設のキーパーソンは,徳久恒徳氏と納富介次郎氏です。

 まず,徳久氏は,第6代香川県知事です。徳久氏は,産業振興をすすめるなかで,県の特産品の展示場所として,奨励館を設置しました。納富氏は,富山県で工芸高校の校長を務めていましたが,徳久氏に招聘されて高松工芸高校の初代校長に就任しました。商工奨励館の設計は,伊藤平左衛門氏です。

 商工奨励館は,明治32年,香川県博物館として建設されました。農業,工業,水産業の商品を美術品とともに展示していました。その後,明治39年に香川県物産陳列所,大正13年に香川県商品陳列所と名称が変更され,昭和13年に香川県商工奨励館と現在の名称になりました。名称の変遷に伴い,性質が博物館から離れていきました。

 商工奨励館は,昭和20年12月1日,初めて火災に遭いました。北館と東館が焼失し,その間の回廊の一部も焼失しました。昭和21年3月に改修を終えています。昭和30年には北館と東間の一部を改修しました。昭和31年に栗林公園観光事務所を設置しました。

 商工奨励館は,平成25年12月から,リニューアルを実施しています。整備のコンセプトは,「世代をつなぐ癒しの空間」です。設計は,伊藤平左衛門建築事務所です。

 整備内容は,バリアフリーの快適化工事であり,当初の漆喰壁を残しながら室内に補強材を入れて外観を保持することにしています。リニューアル後は,本館1階は,公園全体のバイアス機能を持たせて観光案内所とします。

 本館2階は,展示室,休憩室とし,ジョージ・ナカシマのテーブルを展示します。展望室としても使う予定です。東館は,伝統工芸士の実演場所とします。また,レセプション会場の控室や結婚式の親族の控室にも使用します。北館は,レセプション会場とします。大きな会議や結婚式場に使用できます。普段は,無料の休憩所としても使用します。西館は,カフェとしてうどん等を提供する予定です。

Club Banner
Club Banner

 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

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