2014-15 WEB週報2月度

2月18日(水)例会

増尾会長挨拶

 2月18日,第31回例会です。立春の末候「魚氷に上がる」暖かくなって湖の氷が割れ魚が跳ねあがるころ,を言い表しています。が,まだまだ寒い2月です。その寒さをあえて春寒あるいは余寒と,冬の名残りのような表現は同じ漢語とはいえ,大和言葉独特の奥ゆかしさを言い表していませんか。言葉といえば,いまツイッターをかけめぐっているのに,真宗仏光寺派本山門前に掲示の標語に「サビは鉄から生まれて鉄を腐らせる。愚痴は人から生まれて人をくさらせる」と鉄の劣化に重ね合わせ,日々の愚痴が組織をむしばむ怖さをさりげなく言い表しています。愚痴ではなく感謝を持ちつつロータリアンの義務である例会への出席を果たしていきたいものです。

 今日の客話は「世界に羽ばたく日本のワイン」と題して,JSA認定シニアソムリエールの木内千恵子さんからお話しいただきます。

よろしくお願いいたします。

 週に一度の例会で,自分の領域外の世界にふれて,自分の引き出しふやせる例会に出席しましょう。 よろしくお願いします。

 高松西ロータリークラブ 泉谷正紀氏

   秋山 俊二会員(2月2日)、        服部 俊和会員(2月24日)


客話「世界に羽ばたく日本のワイン」

JSA認定ソムリエール 木内千恵美氏

 「甲州」は,日本に1000年以上前から根付いていると言われており,山梨県を中心に栽培されている日本固有の欧州系ブドウ品種です。

近年では,様々な味わいや香りを持つ多様な甲州ワインが誕生し,世界中のワイン愛好家から注目を集めています。

甲州は,2010年,ブドウとワインに関する国際的機関のO.I.V(ブドウ・ワイン国際機構)に日本固有品種で初めて醸造用ブドウ品種として認可されました。これにより,欧州への輸出が可能となりました。

  本日,お配りしたワインは「甲州 きいろ香」です。ワインの香りの世界的権威であるボルドー大学デュブルデュー研究室とのプロジェクトにより生まれました。

 2005年初ビンテージです。柑橘系「甲州ワイン」には,カシスの芽の香りの因子が含まれています。

 この香りは,独特の香りですが,「甲州 きいろ香」は香りの因子が少ないため心地よい香りになっています。

 鉄は,酸化すると生臭さを助長します。一般的にワインには鉄が含まれていますが,「甲州 きいろ香」には鉄がほとんど含まれていませんので,生臭さがありません。

 KOJ(KOSHU OF JAPAN)が中心になって,甲州種のブドウで作ったワインを世界中に売り出しています。 和食も,平成25年12月,ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

Club Banner
Club Banner

 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

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