西嶋八兵衛之友顕彰碑除幕 -栗林公園-

主催者として今井ガバナーが挨拶
主催者として今井ガバナーが挨拶

 西嶋八兵衛顕彰碑の除幕式は、平成17年6月1日(水)12:30から栗林公園商工奨励館中庭で行いました。式典には香川県関係者はじめ西嶋八兵衛の縁で友好クラブとなっている三重県の上野ロータリークラブ、高松南ロータリークラブは通常例会として全員が参加して挙行しました。当日のプログラムは以下の通りです。

出席者

(香川県)川北副知事、村井観光交流局長、森栗林公園観光事務所長、那須観光振興課課長補佐

(西嶋八兵衛顕彰会)綾田会長、藤沢事務局長、津森高松短大教授

(上野ロータリークラブ)余野部会長、稲浜幹事、富田直前会長、山出直前幹事、広沢会長エレクト、山口副幹事、界外会員、鉄崎国際奉仕委員長

(上野市古文献刊行会)角舎利先生

(第2670地区)今井正信ガバナー、大久保地区代表幹事、磯崎第1分区G補佐、香川第1・第2分区内ロータリークラブ会長・幹事、高松南ロータリークラブ会員約50名

顕彰碑除幕式次第

主催者挨拶 第2670地区 今井正信ガバナー

除幕:川北副知事、綾田顕彰会会長、余野部上野RC会長、津森教授、今井ガバナー、森高松南RC会長

来賓挨拶:川北副知事、綾田顕彰会長、余野部上野RC会長、津森教授、三重県伊賀市長からの祝辞を上野RCの余野部会長が代読

感謝状贈呈:川北副知事より今井ガバナーに贈呈

式典後園内掬月亭で上野ロータリークラブおよび来賓を迎えて例会(昼食)開催。

例会後栗林公園内を散策、上野ロータリークラブ会員8名を西嶋八兵衛が再構築した満濃池をご案内した。

お迎えとご案内は、太田PDG、森会長、向井前会長、越智前幹事、中村、乾、松本、前川、松岡各会員。

西嶋八兵衛顕彰碑・建立の経緯

 西嶋八兵衛は、江戸時代初期、満濃池修復、香東川の付け替え、県下のため池の築造や新田開発など実施し、香川県の利水・治水に貢献した大恩人であるとの前川会員の卓話から想起し、昨年(平成16年)向井攻一会長、太田英章パストガバナーなど会員有志が、八兵衛の出身地である三重県上野市を訪問八兵衛の眠る崇広寺の墓前に花束を捧げて墓参、お世話をいただいた上野ロータリークラブと初めて交流を持ったことに始まりました。

 水問題を強調する国際ロータリー100周年の記念事業として高松南ロータリークラブが発案、RI第2670地区の記念事業として西嶋八兵衛翁を顕彰する西嶋八兵衛顕彰碑を栗林公園商工奨励館中庭の西嶋八兵衛の真筆になる「大禹謨」石碑がある横に建立する事になりました。

 栗林公園は国の特別名勝に指定され、変更を加えるには文化庁の許可が必要であったが、香川の治山治水の大恩人であることに香川県知事はじめ県観光交流局が理解を示し賛同してくれ、県側の許可取得の尽力で実現に至りました。顕彰碑は、今後の保管・管理の責任の必要から国際ロータリーから栗林公園に記念碑を寄付するという形態となりました。

 この事業の遂行には、国際ロータリー第2670地区今井正信ガバナー、磯崎香川第1分区ガバナー補佐の協力を得て、第2670地区香川分区の主催事業として県内各クラブから協賛金を募り、また地元の西嶋八兵衛顕彰会(会長:綾田福雄県議)の協力を得て、碑文は同会会員の津森明氏(高松短期大学教授)に依頼しました。

西嶋八兵衛顕彰碑碑文

西嶋八兵衛之友は浜松に生れ十七歳で伊勢伊賀の領主藤堂高虎に仕え二条域 大坂城の修築に従事 頭角を現す 二十六歳の時 高虎の外孫に当る讃岐領主生駒高俊の襲封手続で来讃 その後寛永時代には生駒氏の客臣として普請奉行などを務め特に寡雨地帯の水利開発に貢献 満濃池 神内地龍満池 小田池 山大寺池など九十余箇所を築池 また海浜に築堤して相引浜 春日 木太 福岡などに新田を開発 香東川に堤防を築き 高松城下を洪水の難から守り 栗林園にも手を加えたと謂う 香東川整備の際に「大禹謨」の石碑を建立 大正時代に発見され本園に移設さる 四十六歳で伊賀上野に帰任 域和奉行となり八十五歳で没する 大正四年正五位追贈さる

平成十七年皐月

津森 明

Club Banner
Club Banner

 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

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