那覇南と富山南、南3クラブが友好交流の輪

富山南RCからの寒ブリを例会場で捌く
富山南RCからの寒ブリを例会場で捌く

 1月22日(土)~24日(月)に24名の会員家族で沖縄に行ってきました。

今回は那覇南RCが7年前から友好関係を結んでいる富山南RCからも19名の会員家族の参加があり、富山名物の寒ブリと地酒を持ち込んでの、盛大な懇親会から交流は始まりました。

 1日目には芳太郎が住んでいた首里城近辺を散策し、玉陵(たまうどぅん)を始め、芳太郎が愛した古都の文物に触れることができました。

 2日目に、観光組は本島北部の日本一早く咲く寒緋桜を眺めながら、山原(やんばる)の森を抜け、600年以上の歴史を持つといわれる北山統治の要所で、世界遺産にも登録されている今帰仁城跡を見学しました。石積みの規模や形状からも、古来からの中国と沖縄との関係の深さが感じられました。

辺野古の海にて
辺野古の海にて

 それから、普天間基地の代替地候補として名前が挙がっている辺野古を訪れました。運良く現地の方に先導していただいて、ベース(キャンプシュワブ)との境界線から、その代替施設が建設されるかもしれない沖合の、静かできれいなサンゴ礁の海を見ながら地域の方々と話をし、考えさせられるのでした。

 また、ゴルフ組は本島南部にある名門、サザンリンクスゴルフリゾートで3RCによるコンペを行い、三宅会員が見事優勝されました。

 これら以外にも、登録指定文化財になっている首里の古民家や、北部名護にある地元の人達しか知らないようなめし屋での昼食、1848年創業の瑞穂酒造(泡盛)やオリオンビール工場での製造工程の研修と試飲、香川出身の彫刻家、速水史朗が製作し沖縄に建立した自身最大のモニュメント「阿吽」の見学、行く先々での地元の方々や韓国など外国からの観光客との交流を楽しみました。

 そしてその夜には「あっぱりしゃん」という居酒屋で、沖縄料理に舌鼓を打つともに三線に合わせて歌い、踊って、この旅行の一番の目的である会員家族の親睦がさらに深まったのでした。

 5年前に始まった鎌倉芳太郎顕彰の旅もこれで4回目となりました。この間に那覇南RCとの交流が進展し、2年前の豊田ガバナー時の地区大会では、RI会長代理ご臨席の下、我々との友好クラブ関係が樹立されました。また、その地区大会の記念事業の1つとして、鎌倉芳太郎顕彰会に寄付を行い、これを基に芳太郎生家近くの三木町山大寺池堤防に顕彰碑が建立されました。昨年10月に行われた除幕式の模様は琉球新報と四国新聞にも大きく掲載され、RCが取り持つ縁で沖縄と香川の文化交流が行われていることが広報されました。

 月曜日の例会ではこれらについて報告し、那覇南RC、そして富山南RCの皆様にも喜んでいただきました。今回も有意義な訪問であったのではないかと思います。

報告 堀 祥二

鎌倉芳太郎の足跡を訪ねて フォトギャラリー

Club Banner
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 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

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