2011年10月号-WEB週報

10月5日(水)例会 詫間会長挨拶

 10月8日は寒露です。  秋本番で、東北では雪も降って木々は紅葉の準備のようです。

10月は職業奉仕月間、米山月間です。次週は米山月間に因んで、米山奨学生の陳芳露さんにスピーチを依頼しています。彼女の話は面白いので、期待して下さい。

 今週末の8日9日は地区大会です。場所はアスティー徳島です。道中、お気をつけて下さい。

この地区大会の諮問委員会に当クラブから規定変更の制定案を提出する件について、過日、文書による“持ち回り理事会”で承認されましたので、概略説明致します。

 昨年の定款細則変更の折り、2013年の国際ロータリー規定審議会に制定案を当クラブから提案しようとの発案があり、皆様に提案お願いしました。田中直前会長から1件提案が有り、地区に提出することにしました。

内容は他クラブ例会を訪問したとき(メイクアップ)の在席時間の義務が、現在は、例会時間の60%以上とクラブ標準定款に規定されている個所を75%、すなわち3/4QUARTER以上に変更する提案です。

 趣旨は、他クラブ例会で途中退席が当たり前のようになっていますが、訪問したクラブに失礼であり、礼儀上よくない。したがって、そのクラブに敬意を払って出来るだけ長い時間着席しているべきであるとの理由からです。

 効果は、より長い時間参加することで、例会の雰囲気を良くし、ロータリー本来の目的である親睦と交流をより深めることができることです。アメリカ始め、世界の流れの“簡単化”“省略化”とは逆になりますが、伝統ある南クラブの心意気を制定案提出という形で太田PDGにシカゴの規定審議会へ持って行って頂くことにしました。

 本日は農林中央金庫の蛭田高松支店長に客話でお越し戴いています。

当クラブは職業分類で農業関連が無く、また農林中金さんとはお付き合いの無い方がおおいと思いますが、現在の「日本の農業と経済」について、ご講話を頂き、農業政策や農業経済についての知識を広げる端緒になればと期待しています。

蛭田様宜しくお願いします。

客 話「日本の農業と経済-3.11 before after」 農林中央金庫高松支店 蛭田 泰昭氏

農林中央金庫 蛭田泰昭支店長
農林中央金庫 蛭田泰昭支店長

 日本の農業は3.11大震災の前と後の大きな変化が起きている。日本有数の穀倉地帯(米どころ)と農畜産地区が大打撃を受けて、世界で戦える日本農業の「武器」を喪失してしまった。

 ここでいう「武器」とは、食品の安全・安心およびヘルシーで身体にも地球にも優しい世界の高所得層に愛される日本食文化ブームのことである。

 例えば、農地はどこまで放射能汚染されているのか?こうした疑問にも日本政府の対応が非常に遅くあのチェルノブイリ事故と比較しても比較にならないほどである。

 「未来を語る前に、今の現実を知らなければならない。現実からしかスタートできないからである」(ドラッカー)、「事実を事実として語らないのは知的怠慢。それが農業を日本で遠い存在にしてしまった。農業経営者の知的営為を遮断しなければ、日本農業はもっとよくなる」(浅川芳弘氏)

 では日本農業の実態と実力はどうなっているのだろうか?

例えば過去10年間の農家の減少率は、日本では22%、一方EUでは21%で差はないが、日本では兼業農家が殆どで、市場に生産品を出荷している専業農家は少ない。

 一方、農地面積は、日本での専業農家でも1.5ヘクタール程度に対して、オーストラリア・米国は1,000ヘクタールで桁が違うという現実もある。

農家は高齢化、自給率低下など暗いイメージだが、農業インフラには「水」が大切であり、将来は悲観的なものでは無いと考えている。

 世界の水不足の現状から新しい芽が出る可能性が,3.11の影響でどうなるのかが課題である。こうして見ると実は、日本は指折りの農業大国ではないのだろうか?

10月12日(水)例会 詫間会長挨拶

 例会挨拶詫間会長
 例会挨拶詫間会長

金木犀の香る秋本番になりました。

徳島での地区大会には多くの皆様のご登録、ご出席をいただきまして、有難うございました。RI会長代理の櫻井PDGをお招きして盛大に開催されました。

当クラブが提出しました、“他クラブ訪問時の75%以上の着席義務の制定案”は無事地区大会において、大会決議として採択されました。RIへの申請手続きを経て、順調にゆけば2013年シカゴのRI規定審議会において、審議に付される運びとなります。第2670地区からの制定案提出は今回が初めてになります。

この案は、ロータリーの最近の流れと例会の有り様に警鐘を鳴らすことが必要との田中直前会長の発案からです。欧米中心に反対が予想されますが、交渉と提案説明の労を取られる太田PDGの朗報をお待ちします。

今月は米山月間です。ご寄付を頂きました方々にお礼申し上げます。

今日は、米山奨学委員会のお骨折りで、奨学生 陳芳露さんにおいで頂いています。陳さん後程ご講話宜しくお願いします。

異文化理解―日本での就職活動」 米山記念奨学生 陳 芳露

 香川大学経済学研究科修士課程2年の陳芳露(ちん・ほうろ)です。中国では陳という苗字は5番目に多いので、下の名前まで覚えて頂ければと思っています。宜しくお願い致します。

 今日は、最近経験した就職活動の話しをさせて頂きます。

8月末に就職活動が終わりましたが、就職活動は私にとって人生の大きな行事であり、同時に異文化体験の一つです。

 私の就職活動に対するイメージは、例えば大学3年の10月から始め、いろいろな会社を廻らないといけない、面接を受けるためにはまず筆記試験に受からないといけない。順調にいけば面接を受ける。新卒の時に仕事が見つからないと後はもっと難しくなる、などです。

 中国では大学4年には殆ど授業がなく学生はインターンシップに力を注ぎます。インターンシップは卒業条件に入っている学校もありますが、そのままインターンシップ先で就職できる学生は少なく、殆どの人が卒業直前か卒業したあと就職活動を始めます。

学生の数が年々増え、競争が激しくなっている上に企業が新卒よりは、ある程度仕事経験のある人を好んでいるため、学生にとって厳しい状況が続いています。

 多くの学生は、就職先を自分の故郷や出身校のある土地、あるいは北京や上海の様な大都市のどちらかに絞ります。

応募する方法は、求人広報を見て電話で問い合わせる、インターネットで応募する、あるいは合同説明会に参加し履歴書を出しますが、面接を受けるために企業の注目を引かないといけないため、自分の個性をアピール出来るようにオリジナル履歴書を書く学生も増えてきています。つまり履歴書を一つ作れば同じ物でいろいろな会社を応募できます。

 私は日本で就職することは大学時代から決めたことですが、住み慣れてきた香川で就職できるのが一番の理想でした。そして大学院の勉強も忙しく、就職活動にそんなに沢山の時間を使うつもりもありませんでした。

その考えが就職の厳しい状況になって変わりました。香川で1社を受けて失敗しショックを受け、今までなかった様に落ち込んでいました。留学生である私は、グローバルな展開を設定し会社を目指すには香川県内で探すには非常に難しいと言われ、就職活動の範囲を大阪まで広げようと思いました。香川を出て初めて受ける会社は、以前指導教官と一緒に事業所を見学したことがあり、特に良い印象を持つようになりました。

 その会社で具体的にどの様な仕事が出来るかあまりイメージできませんでしたが、グローバルな企業なので試しに応募しました。エントリーシートと履歴書を提出し、説明会と筆記試験を経て最終面接の段階に入りました。

 日本のエントリーシートと履歴書の内容は似ている部分が多いのですが、志望動機や今まで一番努力したこと、大学でどの様な勉強をしたとか、自己PRなどを書かせられます。

 私にとって一番難しいのが志望動機でした。何故他の会社ではなくこの会社で働きたいのか、会社でどの様な仕事をしたいのかの希望、あるいは描いた未来を書くべきだといわれていますが、その時は誰でも書けるような決まり文句しか書けませんでした。

 きれいな志望動機を書かなくても私の経歴は頑張ってきた証拠で、会社がそれをちゃんと見てくれる筈だと勝手に思いました。その思いで最終面接に向かいました。志望動機など最終面接で聞かれましたが、楽しいといって良いほどの雰囲気で面接は終わりました。喋れるものは殆ど喋れたし、雰囲気も良かったし人事部長もニコニコしてくれていたしきっと大丈夫だろうと思いました。

 最終面接のことを指導教官と話したら、面接の雰囲気が良くてもその結果が良いとは限らない。企業があなたに興味を持てば、厳しい質問で反応を見る場合もよくあるとコメントされました。結果は指導教官の予測通りで落ちてしまいました。

米山月間で陳芳露さんの卓話に耳を傾ける会員
米山月間で陳芳露さんの卓話に耳を傾ける会員

 何故面接官は私に興味を持てなかったのかを友達と相談したり自分で反省したり、インターネットで調べて幾つかの可能性を考えてみました。志望動機が明確でないのが一番の可能性でした。

 周りの人達の中には、既に就職活動を諦めた人も出始めました。留年することで来年のチャンスを狙う方が多いのですが、私も焦って来ました。応募して落とされるというくり返しの中で無力感を感じましたが、指導教官やロータリークラブの米山奨学会の方々が、「頑張って!」と応援して下さったお陰で、私は諦めませんでした。

 友達の紹介で学生の就職活動の手伝いをしている方に模擬面接をして頂きました。模擬面接での弱点は、矢張り企業の研究不足とそれが原因で志望動機に説得力がないという2点でした。

企業研究といってもその会社のホームページを見るしかないと思いましたが、日経新聞を読むかインターネットでその会社のニュースや業界のニュースを検索する方法もあると教わりました。

 何故日本人はこんなに志望動機に拘っているのか、凄く違和感を覚えその理由も考えるようになりました。よく考えてみれば日本と中国の仕事場の環境が違うのです。中国では仕事経験のある人が就職の時に比較的有利です。一方新卒の就職が難しくて初任給も低いのです。経験を積んでほかに給料の良い会社に変えていくという考え方があります。

 日本は終身雇用制度の影響か、一生一つの企業に勤めるというのが大多数の日本人の考え方といわれています。学生にとっては一生かけて勤める会社、会社にとっては一生働いて貰う人、こんな思いでお互いに就職活動を通じて深く理解しようとしているのです。

そう思えると私が企業研究をちゃんとやらないと企業に認識不足の侭で入社させて貰うことは、無責任なことだと思うようになりました。

 就職活動に於いてこの志望動機のためいろいろと失敗し、考えさせられ勉強になりました。ようやく就職活動が無事に終わった今、振り返って見ると挫折だらけの半年でしたが、異文化に飛び込もうとした半年でもありました。異文化を理解することや異文化社会に飛び込むことがこんなに難しいとは初めて思いました。

 これから学生生活を終え、日本の会社で働くことになるのですが、私の異文化への理解は、学生生活と一緒には終わりません。社会人として日本社会へ踏み出したらもっと大きな異文化の壁が、私が乗り越えるのを待っています。

 ご静聴有難うございました

10月19日例会 会長挨拶

10月19日  第15回例会 会長挨拶

今週23日は霜降です。秋が深くなるのを感じられる頃になりました。地区大会の礼状が美馬ガバナー、山内大会委員長から届きました。

当クラブに縁が深い栗林公園の中に、夜、庭を眺めながら食事が出来る花園亭をご存じでしょうか。月明かりでぼんやり見える紫雲山、ライトアップされた庭園と北湖の湖面を眺めながら酒を酌み交わしていると、今の時期にはフクロウが鳴く声が聞こえ、街と隔絶された世界に浸ることが出来、大変優雅です。これも西嶋八兵衛が庭の池に導水工事をした恩恵を受けることが出来ます。遠来の客をもてなすのにもよろしいかと存じます。

次週は新会員歓迎月見例会です。あいにくの新月で月が見えないので残念ですが、新会員をお迎えして大いに楽しい時間を過ごしたいと思います。プログラムとして、第1回IM全体会議を開催致します。

今日は職業奉仕月間に因んで、高松市歯科救急医療センターの宮脇様にご講話を頂く予定になっています。

客 話「職業奉仕賞受賞にあたって」 高松市歯科医師会 宮脇 文恵さん

 今年度の高松南ロータリークラブの職業奉仕賞が、(社)高松市歯科医師会の歯科衛生士 宮脇 文恵さんに決まり、10月19日の例会で詫間会長から表彰状が贈呈されました。

宮脇文恵さんの受賞については、堀 祥二職業奉仕委員長から詳しく紹介されました。

次いで「職業烏奉仕賞受賞にあたって」と題して宮脇さんが、歯科衛生士として携わって来たこれまでを振り返ってプロジェクターを使って講演されました。

高松市歯科医師会 歯科衛生士 宮脇 文恵

 私は学校を卒業して歯科衛生士になり初めは一般の歯科に務めていましたが、退職してから高松市歯科医師会に勤務するようになりました。

 主に高松市歯科救急医療センターでの診療で身障者歯科診療などで30年以上経験を積ませて頂きました。

身障者歯科診療は1955年徳島大学の支援を受けて開設し、月平均200名ぐらいの方が受診しています。

 一般の開業医では対応が困難な心身に障害のある方たちの、歯科治療、口腔衛生管理、機能療法などを専門の歯科医師および熟練されたスタッフがチームで治療に当たっています。

 患者さんの地域別では高松市内が多く、他に県下全域や県外からの方にも対応しています。一般の治療と違って、ご本人や家族のご了解を得て、特別の歯科診療用の椅子を使って患者さんを抑制して治療を行うような場合もあります。

 在宅の訪問歯科診療も平成3年にスタートしましたが、試行錯誤の連続でした。

一般のホームヘルパーさんには難しい口腔衛生管理に特別な歯ブラシや吸引のどの機械を用意して対応しております。

 こうして永年この仕事を続けることが出来たのは、私の家族の理解があったからと感謝をしております。

10月26日(水)例会

詫間会長挨拶

 今日は新会員を歓迎する恒例の月見例会、新会員歓迎会です。

ロータリー財団へクラブが貢献したお礼のMailがカルヤン・バネルジーRI会長とビル・ボイド財団管理委員長の連名で届きましたので報告致します。

 23日(日)に鴨島でロータリー財団セミナーが開催され、森(恒)委員長、篠田幹事と私が出席いたしました。また財団の会計責任者に堀会員が就任要請されて出席しました。

 未来の夢計画に従って地区の判断で使える補助金が大幅に増えるので、次年度から会計の仕事は大変な重責になります。クラブとして応援しましょう。

 先週、高松市とセントピータースバーグ市との姉妹都市提携50周年記念訪問団が訪米しました。当クラブからは3名の方が個人参加されました。長旅お疲れ様でした。温暖で静かで老人にとって住み易いフロリダの街に、高松の未来図が有ったでしょうか。機会があれば帰朝報告をいただきたいと思います。

 今日のプログラムは、IM実行に向けて全体会議を開催します。各委員会に分担内容と進捗状況を発表していただきます。ガバナー補佐輩出クラブの大きな役割がIMのホストとして開催することです。全員でIMを成功させたいと思います。

新会員歓迎会での会長挨拶

 三宅 旬、森 孝司、谷崎浩一、堀川満弘の4名の新会員のご入会を心より歓迎申し上げます。少しはクラブに慣れられたでしょうか。

 ロータリーは会費を払って入会した瞬間から30年・40年の古い会員とまったく平等な特典を得て、義務を負います。

 義務はクラブ定款に規定されているように例会出席とその他会合への出席、4つのテストにあるような倫理基準にのっとった職業奉仕を柱とした各種奉仕ですが、まずはクラブ内の親睦を通し、知り合いを広めることです。

 特に当クラブは家庭的で住みよいクラブです。格式を重んじ、地区内でのリーダー的な責務を常に意識していますので、事業の参考になるものが多いと思います。いろんな会合に積極的に参加して下さい。

 ロータリーは親睦会とか地区大会等の終りにロータリーソング「手に手つないで」を輪になって歌うのが慣例です。(本誌トップページ参照)

 私も最初は幼稚園みたいだと思いましたが、55年前の南クラブの創立式典の資料でも盛大な宴の最後は手に手つないでで終わっています。その後55年間連綿として続いていることになります。太田パストガバナーは年間8回(として)×55年=440回程歌われた計算になります。

 手に手つないで心許せる仲間作りの場が、シカゴで発祥したロータリーの原点です。新会員の皆様、当クラブ員は皆親切です。一日も早く溶け込んでロータリーを楽しんで下さい。

Club Banner
Club Banner

 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

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