週報2009年10月分

10月7日卓話「権利のための闘争」(その後)

 

               弁護士 吉 田 茂 会 員

約18年前、同じ題名で卓話をしました。「権利のために闘うことは、法のため、正義のために闘うことであり、これこそ法を存立させるものである」ということを伝えたかったのです。

 では、次の例はどうでしょうか。Aに対して2000万円の債務を負っているBとその妻Cは、離婚する際BがCに自宅の半分を譲渡し、さらに月額20万円の慰謝料をBが60歳になるまで10年余り支払うという公正証書を作成しました。Cの言い分は、離婚後、Cが生活できないおそれがあるので、Bから生活費を補助してもらわなければならないということです。Cは、自分の権利を守るために十分に闘っていると思います。しかい、BはCに支払いをしなければならないためにAに支払いをすることができず、給料の差押さえを受けることや自己破産をすることを余儀なくされています。Cの権利はBの犠牲のうえに守られていることになりますそれでは、法と正義のための闘いとはいえないのではないでしょうか。

 

10月14日客話「職業奉仕月間に因んで」

 

‘高次脳機能障害について’

    かがわ総合リハビリテーションセンター 

相談支援専門員 森 川 麻 理 氏 

 高次脳機能障害とは、脳梗塞やくも膜下出血等の脳血管障害や、交通事故等による外傷性脳損傷などを原因として、脳が損傷されたことによって起こる障害です。代表的症状として①記憶障害(すぐ忘れる、覚えられない等)②注意障害(ミスをする、気が散る等)③遂行機能障害(企画・立案・自主的行動等ができない)④社会的行動障害(感情コントロール制御、欲求の抑制等が困難)です。「見えない障害」「隠れた障害」と表現されることが良くあります。それは身体的後遺症がない場合、外見からはわかりにくく、本人の自覚もないことが多いからです。身近にいる家族の方が「何かおかしい」「以前と様子が違う」と少しでも感じたときはすぐに相談ください。

県の事業委託(相談支援・地域支援ネットワーク構築・障害についての普及・啓発)を受けています。相談窓口のある、かがわ総合リハビリテーションセンターの基本理念は(心)心の通いあいを大切にして、安心と満足が得られる医療・福祉サービスを提供します。(技)最新の技術を習得し、絶えず研鑽を重ねて、機能の回復と社会復帰に努めます。(総)総合的なリハビリテーションを更に充実させ、県域の中核施設をめざします。(活)全人的復権を目標に、健康で自立した生活を支援します。の4点です。基本方針は①より良い療養環境 ②質の高いチームアプローチ ③社会参加 ④個人情報の保護 ⑤効率的な経営の5点です。

相談支援は、支援コーディネーターがご本人の状態、ライフステージに応じた支援策を検討し、情報提供します。相談は無料です。個人情報の取り扱いには万全を期しています。

 

10月21日 卓話「米山奨学制度について」

 

  太 田 英 章 パストガバナー 

米山奨学制度は米山梅吉氏の名前を冠しているが、米山氏の遺産とか基金を基にしたものではなく、毎年のロータリアンの寄付が唯一の財源です。年間の奨学生採用数は800名で、事業費は約14億5千万円です。私たちの2670地区では、今年18名の学生を受け入れています。

他の奨学制度との際立った特色は、世話クラブ・カウンセラー制度で、きめ細やかに面倒を見、奨学金は例会で直接手渡してスキンシップをはかっていることでしょう。

これからも益々の充実をロータリアンの仲間たちと図っていきましょう。私たち高松南ロータリークラブは2670地区において、累計額第1位の実績を有しています。一層のご支援をお願いします。

Club Banner
Club Banner

 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

アクセスカウンター