週報2010年1月分

1月13日客話「なぜ中心市街地の再生なのか?」

 

高松丸亀町商店街振興組合 理事長 古川康造氏 

 高松の中心市街地の課題は①通行量の減少②バブル期の地価の高騰で商店主が町に住めなくなった③急速な郊外型SCの進出等があげられます。時代のニーズの移り変わりとともに、商業活性化も従来とは違ったやり方が求められています。丸亀町商店街も抜本的な見直しが必要、と再開発をスタートさせました。

 丸亀町再開発事業は「人が住み、人が集うまち」を目指して構想から約20年かけて取り組み、民間主導型の市街地再開発は全国初の試みです。「みんなの街を、街のみんなでつくる」が合言葉です。

 再開発事業のコンセプトは、①人間中心の再開発、ヒューマンな町を目指す②街のイメージを共有し、美しい街並みをつくる③人が集う、にぎわいの広場を創出する④人が住める町に生まれ変わる⑤「楽しく、美しく、豊かな」ライフスタイルの創出⑥コンパクトシティを目指して等です。現在の丸亀町は町をあげて努力しています。

 

1月20日卓話「鎌倉芳太郎の足跡を訪ねて」

  

 堀 祥 二 会 員 

 

 2009年12月13日()に那覇市内で「友好クラブ那覇南RCとの鎌倉芳太郎に関する合同講演会」を開催しました。講師はジャーナリストである元琉球新報社の野里洋先生で、現在および芳太郎が滞在した頃の沖縄の人々や地域社会の特徴、時代背景などに基づき、芳太郎が残した研究資料である「鎌倉ノート」や3000点余の貴重な写真(戦前のものは沖縄地上戦で全て焼失している)そして収集した紅型型紙などが、首里城をはじめとして現在の琉球文化復興に果たした役割や、それらの価値や美を見出し、大切に保存した芳太郎の素晴らしさ等について教えていただきました。ちなみに、鎌倉芳太郎は昭和48年に重要無形文化財「型絵染」保持者(人間国宝)に認定、首里城の復元に大きな功績のあった「鎌倉ノート」は平成17年国の重要文化財に指定されています。翌14日()は沖縄県立芸術大学宮城篤正学長との対談の機会を得ました。貴重なお話の数々を聞けました。

 

 

1月27日客話「自動車の新技術について」

 

日産プリンス香川販売㈱ 代表取締役 久保智彦氏

自動車メーカーは常に新技術の開発に取り組んでいます、日産自動車は技術開発を農園(オーチャド)に例えています、農園にまいた種が実り果実となり、車両に装備されていきますが、せっかく実った果実もすでにその時点では陳腐化してしまう事も多々あります、しかし開発者は1020年先を見ながら開発を続けています。

そして、最近収穫される果実は安全とエコを重点に収穫され、商品化されていきます。

安全への取り組みでお話しさせて頂いた内容は、日産車がかかわる死亡事故を2025年にゼロにする為の技術です、今後ますます運転者や同乗者はもとより、歩行者や対向車を含め新技術が市場投入されていきます。

エコへの取り組みの切り札は電気自動車(EV)です、この技術も先のオーチャードには20年近く以前の蒔いた種が実ったわけです、EVの特徴は車両からのCO-2排出がゼロと、ランニングコストが極めて安いという事です、今後EVへのインフラ整備が進むとEV化への移行は非常に速いスピードで行われると思います。

 

Club Banner
Club Banner

 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

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